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メディア危機 (NHKブックス)
金子 勝

定価: ¥ 966
販売価格: ¥ 966
人気ランキング: 83457位
おすすめ度:

発売日: 2005-06-30
発売元: NHK出版
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
門外漢からの視点
現代日本のマスコミの状況はひどいものがある。
ジャーナリズム本舗ともいえる米国でも、それは同じことだ。
メディアに対する受け手の視点を持つべきだ、という本書の主張はもっともなことである。
しかし、著者はふたりとも、ジャーナリストでもメディア研究者でもない点に注意したい。
メディアに関係のない経済用語が使われたりと、ナゾな部分が多い。
「メディア・リテラシー」の用語の使い方も若干おかしい。
疑うだけが「メディア・リテラシー」ではないのだが。
書いてある内容は、「メディアの実態暴露」と言った感が強い。
これでは、政治・メディアへのシニシズム(冷笑主義)をあおるだけにならないかと危惧してしまう。
一方で「経済学者から見たメディア」という視点はおもしろい。
やはり経済のことを語る部分ではさすがというべきか。
ジャーナリズムだけでは見えてこないものがある。
門外漢だからこそ、見えるものもあり、見えないものもありというところだろうか。
よい本です。しかし
反主流経済学者、金子勝が、以前にも共同作業をしているデウィット教授とふたりで「メディア」について論じた本。特に、日本よりもアメリカの巨大メディアの実態について詳しく述べてある。
のっけからいきなりこの本の出版元たるNHKへの批判が噴出するのでびっくりするが、以後はブッシュ=小泉ラインのメディア操作についてのだいたい予想される内容であり、すでにメディア研究についての知識のある方にとっては特に新味ある内容ではないかもしれない。個人的にもっとも勉強になったのは、石油についての記述の内容で、現在金子氏の予言通りに石油価格が高騰しつつあり、しかもそれが一時的には終わらない勢いをみせているのは、この本の分析の正当性を証明しているように見える。
しかし、この本を手放しで称賛するわけにはいかない。金子勝よ、あなたにはもっと他にすることがあるはずだ。本業の経済学者として、日本経済に適応可能な体系的著作をものする義務があるはずだ。もういい加減啓蒙書の出版に無駄な時間を費やすのはやめて頂きたいと切に願う。
メディアを疑う知識を!
私は金子勝氏の本を数冊読みましたが、一番興味深く読めました。我々はメディアに扇動されているのです。危機感を持ったほうがいいです。この本には非常に多くのデータを取り込んでおり、なおかつそれらを理解するのは煩雑ではなく、理解を促進するものが多かった。彼は反米(こういう言い方は彼は好まないが…)なのだが、なぜそうなのかが良くわかります。戦争に対する考え方も深まります。経済界の異端児と言われる教授の面目躍如の真髄です。
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