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文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
京極 夏彦

定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
人気ランキング: 2261位
おすすめ度:

発売日: 1998-09
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
京極堂ワールド
様々な学問の薀蓄のオン・パレードなのですが、それがこの小説の世界観の醸成にしっかり寄与しています。ですから、京極堂が延々と語る長口舌も全く気になりませんでした。むしろ、その世界観の中にどっぷりと浸かって、気持ちよささえ感じます。
事件は、密室からの失踪、十月十日を過ぎても子供の生まれない妊婦と、不可解極まりないものです。更には、新生児がいなくなる事件まで登場し、終戦直後のカストリ紙のネタになるのも当然といったところから始まります。
語り手の関口巽という三文文士が、当事者として事件に入り込んでしまい、一層の混乱を招いてゆきます。
最後は、京極堂の語りによる大団円となるのですが、悲劇が待っていました。
最高に楽しい一冊でした。
のろい
のろい。呪いではなく、鈍い。テンポが。デビュー作だからか。
民俗学や精神病理学の説明は面白いのだがクドすぎる。
作者は横溝、手塚のブラックジャック(かえる顔)、コリン・ウィルソン(脳が水)、モンティー・パイソン(腹部爆発)などが大好きな人なんだろう。
それでも最後まで読めたことは読めました。もう何冊か読んでみよう。
それにしても、やはり探偵が警察にきちんと説明できないのはちょっと不自然。
また八墓村の鍾乳洞ならともかく、都内でこんな現象が起こるものだろうか。
文系ミステリという言葉を生んだ本!
初めて読んだときの興奮は今も忘れられません。
これでもか、と襲ってくる怒涛の言葉の渦に巻き込まれて
頭がぐるぐるになりました。
言葉が大好きな人、はったりが大好きな人に
ぜひ読んで欲しい本。
この世界観をうまく伝えられない自分が悔しい。
それほど濃い世界が待ち受けています。
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