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陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)
京極 夏彦
陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 31753位
おすすめ度:
発売日: 2003-08-09
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送


個人的にはそれなりに楽しめました。
他の方々同様、推理小説としてというより小説として。

ただし規模(本の分厚さではない・よみごたえ的なもの)でいうなら、
『夏』『理』等を長編、『百器』等を短編として
これは中編くらい。

結局のところ『宴』からの
沈黙の期間(巷説その他番外編はカウントせず)の割りに合わない。
(タイトルから当然)長編クラスを期待した方々が、
待ちに待った挙句これかよと思っても仕方がない。
発売直後の書評が手厳しいのは、そこら辺にあるのでは?

ミステリーとして読むと肩透かし
冒頭で犯人と動機をあっけらかんと提示しているのは、どう考えてもわざとですよね……。
種明かしをするまでもなく、犯人の成育歴や思想等を延々と読まされるわけですから……。
すると、これは犯人当てミステリーではない。
動機や殺害方法を推理するものでもない。
心理小説?
幻想小説?
いやいやもしかして同調者にして弁護人たる関口による変形倒叙ミステリー?

最初からそう思って読めばもしかしたら面白いのかもしれないけど、序盤で横溝が出てきたりしたので、旧家のドロドロとした人間関係の陰惨なミステリー、意外性のある犯人や動機を期待して読んだ分、肩透かしを食らい、ラストでは「ええー、そりゃないよー」と、思わず情けない悲鳴を ^^;

再読、入ります。
今、読み終わりました。
正直な感想は、「何だか、わかったようなわからんような。」

皆さんの感想を読むと、途中から先が読めたなんていうのがありますが、
私の頭では最後の京極堂の説明が始まるまで誰が誰だか。
アノ人がコノ人を殺して、コノ人がアノ人を殺して、アノ人がソノ人でって、
ソノ人って誰!?。

途中から深く考えることを放棄しました。
とにかく3年ぶりの、この雰囲気に浸ることに喜びを感じて。

まあ、私の頭でも2、3回読めば理解できるでしょう。
何しろ次までまだ数年あるんでしょうから。

星の数はこのシリーズ五つ以外ありません。



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