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巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
京極 夏彦
巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
定価: ¥ 1,208
販売価格: ¥ 1,208
人気ランキング: 315877位
おすすめ度:
発売日: 2002-02
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

読み応え十分の面白さ
 2年ほど前に読みました。最初妖怪小説だという先入観を持って読んだのですが、一話目から気持ちよく裏切られました。なんと巧みな話の展開。ミステリーをあまり読んだことがなかったせいか、当時久々に心が震えた作品でした。立て続けに続巷説百物語、後巷説百物語を読みましたが、総じて面白かったです。ただ、一気に読んだせいか読み進むにつれて最初の新鮮さが失われてきました。やはり、「巷説百物語」が秀逸だと思います。私は他の京極作品も挑戦してみたのですが、これほどは面白くありませんでした。逆に言うと、読まず嫌いアンチ京極ファンにはぜひ読んで挑戦して欲しい作品です。絶対面白いですから。

とにかく小気味よくておもしろい!
やばい。かなりおもしろい!
京極堂シリーズの憑物落としと似て非なる
『巷説百物語』では、一筋縄では行かない奴らがタッグを組んで、
悪人相手に一世一代の罠を仕掛ける。

妖怪、伝承を巧みに利用したその罠は、
見事というほかなく、読んでいるこっちまで
まんまと罠に落ちていく。

小股潜りの又市、事触れの治平、山猫廻しのおぎん、考物の百介が、
今度はどんな妖怪を演じ、作り、騙すのか…。

妖怪、仕掛けを散りばめつつ、勧善懲悪な物語なので
小気味よく、読後感もすがすがしい。

スカッとしたい人はぜひ。

「サイボーグ009」による「必殺」シリーズだ
京極夏彦は長編小説の人だと思っていたが、この短編集の見事さに舌を巻く。小悪党のグループが策を練り、罠を張って悪者を退治する話で、その演劇的な仕掛けはテレビ「必殺」シリーズを想起させるし、一人ひとりの個性的な様は、「サイボーグ009」のようである。活劇はなく、あくまで頭で勝負する点が、本作の湿った空気を乱さず、味わいを増している。各物語の趣向も、言い伝えの妖怪譚に見事に沿っており、また、最後の謎解きも鮮やかである。本書には7編収められ、掉尾の「帷子ノ辻」だけはトリックに周到さが不足して不満だけれども、あとは秀逸な作品群である。



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