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京極夏彦「怪」―『巷説百物語』のすべて

京極夏彦「怪」―『巷説百物語』のすべて
京極 夏彦
京極夏彦「怪」―『巷説百物語』のすべて
定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365
人気ランキング: 213684位
おすすめ度:
発売日: 2000-08
発売元: 角川書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

本書は、小股潜りの又市ら小悪党一味が江戸の世に暗躍する京極夏彦の時代小説『巷説百物語』シリーズの副読本。モチーフとなっている江戸時代の絵師竹原春泉描く『絵本百物語』の成立の背景や、『巷説百物語』と『続巷説百物語』に登場する「小豆洗い」や「舞首」といった妖怪たちの解説、あるいは登場人物の複雑な相関関係が図解で示されるなど、物語をより楽しむための情報が満載されている。 その目玉は、『巷説百物語』の映像化作品で、京極自身が手がけた「七人みさき」の脚本が完全収録されている点。『巷説百物語』シリーズは、2000年に「京極夏彦 怪」としてドラマ化され、放映後、第1話「七人みさき」は劇場でも公開されている。映像化にあたっては原作と異なるオリジナルの脚本が書き下ろされ、京極の言葉を借りれば「原作の設定を生かしつつも、まったく違うリフレッシュした又市が誕生した」という。「飛縁魔」「船幽霊」「死神」の、「七人みさき」3部作が収録されている『続巷説百物語』との異同を楽しむのもおもしろい。 また、企画の山田誠二が撮影日記で開陳しているドラマ制作の苦労話や裏話も興味深い。京極の世界が映像化されていく様をとらえた臨場感あふれる記録となっているからだ。CGを使用せず、あえて昔ながらの手法にこだわったというエピソードからは、時代劇の復興を目指す役者やスタッフたちの意気込みが伝わってくる。(中島正敏)

御行為奉--
「巷説百物語」がWOWOWで映像化されるにあたって前宣伝のために作られたと思われる本。ご存知妖怪トリオの村上氏が「巷説百物語」の解説を、多田氏が「絵本百物語」の解説をする等のサービスがある。また、主要登場人物の関係図、主要作品の解説、シナリオの一部の抜粋、映像化作品のカラー写真も載っている。

だが、私は「巷説百物語(を初めとする京極氏の諸作品)」の魅力は、京極氏が紡ぎ出す言葉の魔力(妖力)にあると思っているので、映像化作品には魅力を感じない。人間の心の闇が恐怖(妖界)を造り出すというコンセプトで作品が書かれているので、映像化しては別の物語になってしまう。上記の人物・作品解説などは「巷説百物語」シリーズを全て読んでいる私のような人間にとっては、無用の長物である。

京極氏の作品に馴染みのない入門者向けのガイドブック。

京極ファン必読
WOWOWで放映された「巷説百物語」についてあらゆる情報が網羅されている。カラーページもあり、満足できる内容になっている。



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