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絡新婦の理 (講談社ノベルス)

絡新婦の理 (講談社ノベルス)
京極 夏彦
絡新婦の理 (講談社ノベルス)
定価: ¥ 1,617
販売価格: ¥ 1,617
人気ランキング: 55501位
おすすめ度:
発売日: 1996-11
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

一番厚く一番読みやすい!
まず自分がこの本を買った理由はそのページ数なんですが
これは厚いことで有名な京極先生百鬼夜行シリーズで塗仏の宴を2冊と考えれば一番厚い!!
しかしそのボリュームとは裏腹に数ある百鬼夜行シリーズの中でもおそらく一番読み易い!
1巻の姑獲鳥の夏から入るよりここから入った方がのめり込めやすいと思います
そう言わしめる理由は2つ
まず読みやすい文章!!
姑獲鳥の夏や魍魎の匣のようなグロい所とか狂骨の夢や塗仏の宴のような超常現象または鉄鼠の檻のような専門用語などのわかりにくい所などが少なくて一介の中学生である僕でさえ
そのボリュームから軽くとは行かないがサクサク読めた
そして理由の二つ目は・・・
良く練り込まれた中身!!
まぁ京極先生の作品は全部練りに練り込まれていて普通の人が読んでも最後の最後まで犯人が解らないようになってはいるんですがこの絡新婦の理はその作品群を遙かに凌駕する練り込まれようだと思います。僕のように捜査能力・推理能力皆無の人間(関口か!!)にはその場その場で一番怪しそうな人間を疑うことしかできなくてどんでん返される度に感動してしまった
作品の冒頭にいきなり犯人が解っているのに犯人が最後まで解らないのは屈辱的でありながら
快感でもありました(自分はMではありませんよ!!
自分的にはこの作品の中では織作茜が一番好きです
あの自分の意見をしっかり持っていてカリスマがあり人の意見に準じないところとか
格好良すぎます!!
また意外と本田幸三も好きです
作品の最初は大ッ嫌いでした。
でもそのうち同情できました(変かな?
後一つ忠告詳しくは言いませんがこの本は絶対塗仏より先に読んだ方がいいです
これは絶対です!!!
まぁまとめると京極作品の中で一番いい作品だと言うことです!!!!!


傑作。
シリーズ第5弾である本作に関連する題材は、フェミニズム・心理学(精神分析)・悪魔学・民俗学(特に夜這い)というところか。
特に本書では女性の登場人物が多く、京極夏彦氏のフェミニズムに対する考え方が見て取れて興味深い。
そして、作中に出てくる夜這いについての考え方にはおそらく賛否両論あると思われるので、事前にそういった関連の知識をつけておくとより興味深く読めるかもしれない。

シリーズ中最長ということもあってか、ちょっと冗長過ぎるかも・・・というところは流石にあるが、それでもこれだけの分量を読者に楽しく読ませてしまう筆力は本当に凄い。
現代の日本の作家の、他の誰にこんなことができるだろうか。

個人的に関口がほとんど出てこない点が少し残念なぐらいで、他に欠点は見当たらない傑作。


面白いです。
凡庸な見出しになってしまいましたが、面白いです。
構成が凝っています。ラストの一文がそのまま出だしに繋がるというループ式の小説です。読み始めた時は「何か難しい議論をしてるなあ」ぐらいでちょっと飛ばし読みをしてしまいましたが、終わりまで来ると出だしとのリンクに気づき、読者である自分自身もまた最初に戻って読み直しているという―。
それ自体が「蜘蛛」である京極氏の罠に嵌っているような?!
読者でさえもが京極氏にとっては「手の内の駒」に過ぎないのかも知れません。
1000ページを越える分量ですが、思いっきり翻弄されましょう(笑)。



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