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塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)
京極 夏彦
塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)
定価: ¥ 1,334
販売価格: ¥ 1,334
人気ランキング: 53207位
おすすめ度:
発売日: 1998-09
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

これはちょっと……
京極堂シリーズはどれも読みどころがあって面白いのだが、この作品に関しては他の作品よりも数段落ちる出来栄えだと思う。まずシリーズ特有の薀蓄だが、これまでの作品では無関係に見えても実は関係があったたため、いつも非常に驚かされていたのだが、この作品に関しては無関係な薀蓄が多すぎる。重要なファクターである催眠術にしても、ちょっとご都合主義、というか今までの作品では例えご都合主義であってもそうとは感じさせない力があったが、この作品にはそれもない。京極堂シリーズの中では珍しく凡作という印象

はっきい言って
 こんなすごいものを書ける人がいるのか、と思わず思ってしまうほどのできばえ。たしかにあまりにも分厚く、さらにあまりにも多い登場人物、錯綜しまくるストーリー、なのにも関わらず、それを吹き飛ばすほどの面白さ。
 基本ミステリなのだが、この巻のラストのほうは活劇。怒涛の人、人、人。京極は男を見せるし、最後の謎解きのやり取りはいつにもましてスリリング。ボスっぽい男も出てくるし、それに相対する京極が哀愁漂うかっこよさを醸し出していて素晴らしい。
 関口にノータッチで終わるのにはびっくりだが、次回作は関口に焦点が当たるのだろうか。シリーズ終幕へ向かっていると思うのは僕だけか?

混乱するほど面白い
上巻から引き続き、さらに登場人物が増え、入り組んで、入り混じり、
読んでいる方としたら「何がどうして、どうなっちゃうの???」と、
とにかく目が離せない。
(一瞬中断すると、誰と誰がどう繋がって、どうしてこうなったっていうのを
忘れてしまうので、とにかく読み続けるしかない!)
作中の登場人物と共に、自分も混乱しつつ
誰を信じていいのか、自分の記憶も信じていいのか
揺さぶられ続け、最終的に登場人物、読み手全ての者の混乱が
極度に達したとき、いよいよクライマックスの宴へ...
こんな厚い本の上下巻...と敬遠する必要はありません。
あっという間に引き込まれて、あっという間に止まらなくなります。
開いたが最後...ってやつです。



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