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嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
東野 圭吾
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
定価: ¥ 520
販売価格: ¥ 520
人気ランキング: 9121位
おすすめ度:
発売日: 2003-02
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

謎解き
加賀刑事が殺人事件(1篇は未遂だけど)の謎を解き明かしていく5編のストーリー。
犯人はだれなのか、ではなく、どういう動機でどう罪を犯したかを追っていく。その点では「古畑任三郎」や「刑事コロンボ」に似た展開といえるだろう。
理系人間東野圭吾らしい謎解きも用意されているが、どちらかというと人間の心に迫った内容のものが多く、犯人の切なさ、やるせなさが伝わってくる作品群である。彼らは決して凶悪な人間ではない。むしろ犯行にいたる経緯を知るにつれ同情を誘って、いつの間にか、このままそっとしておいてあげたい、と思ってしまう。
スカッとした読後感は望めないが、読んで損のない1冊。

最後の一篇がおすすめ
5話の短編を収録。敏腕刑事・加賀と犯人の心理戦は、確かに刑事コロンボ等の
作品と同様のテイスト。短いストーリーなので、いきなり犯人との最終対決へと
進んでいく。加賀が犯人の嘘をみやぶるポイントにはなるほどとうなずくが、特に
目を見張るトリックがあるわけではない。東野作品の中で、良くも悪くも手軽に
読める一冊。
このまま終わりかと思ったら、最後の『友の助言』には引き込まれた。加賀は誰の
告発もないのに、ある疑問を出発点に推理と裏づけを積み重ね、事件の真相を明らか
にしていく。その着目点には感心することしきりだった。刑事としてではなく、友人
としての加賀の心情が胸に染みる、秀逸な一篇であった。

火サス レベル
火曜サスペンスあたりでみたような展開ばかり。
主役の刑事もなんら内面を掘り下げるようなこともなく淡々と
すすんでいく。ああいう展開なら刑事が誰でも別にいいよね?



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