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卒業―雪月花殺人ゲーム

卒業―雪月花殺人ゲーム
東野 圭吾
卒業―雪月花殺人ゲーム
定価: ¥ 620
販売価格: ¥ 620
人気ランキング: 38377位
おすすめ度:
発売日: 1989-05
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

雪月花・・・?
 はじめは「雪月花って・・・?」という思いと、登場人物の関係がやや複雑な思い―私にはそう思えました―から前半はやや退屈な印象でした。スピーディーな印象はありましたが、雪月花という茶道に関する話は、図をまじえながらわかりやすく描こうとしてはいましたが、私にとっては、ややわかりにくさは拭えませんでした。茶道に造詣のある方ならば抵抗無く読み進めてゆけるとは思いますが、そうでないとやや抵抗はあるかと思います。
 
 しかし殺人のトリックや、後半にかけての人物描写―後半になると複雑な人間関係が生きてきます―は、やはり東野圭吾。スピーディーな展開に加えて、幾重にもはりめぐらされた伏線が物語の終焉にむけて、本書をかがやかせます。 
 他の著書に見られる東野氏の科学的な視点はあまり感じられませんでしたが、最後まで読者を飽きさせない実力を本書はもっていると思います。

加賀 初登場作品
加賀恭一郎初登場作品。

登場人物が大学生ということでミステリーではあるが、青春群像小説(古いか?)の雰囲気もあり個人的には読みやすかったと思う。

加賀のキャラクターもしっかりとしているし、今後どういう活躍をするか期待したい。

剣道、茶道と脈絡があるようなないような、結構無理矢理っぽいところもあるが勢いで最後まで一気に読ませられた。

ただ、雪月花のトリックはわかりにくかった。
わかりにくかっただけに、なんだかスッキリしない感じもある。



まさしく『卒業』!!
『眠りの森』で東野圭吾さんの作品にはまり、同じ加賀恭一郎が出てくるこの作品を読みました。
眠りの森が恋愛ミステリー(?)なら、こちらは友情ミステリーという感じがしました。
高校・大学と付き合ってきた7人の仲間たちが、それまで互いに親友で隠し事は何もないと信じてきたのに、それぞれ抱えている秘密はあって…。

剣道や茶道などとても描写が細かくて、知識が豊富な人だなぁと思いました。(剣道は以前やっていたそうですが)
ただ、とても細かいし、事件にも影響してくる重要な事柄なのですが、剣道も茶道も経験のない私にはわかりにくいところもありました。
どちらか経験のある方が読むともっと楽しめるんだろうなぁと思います。

あと、細かいですが、個人的に残念だったのが、事件に関わってくるあるものの名前が前半とラストで一字変わってしまっていたこと。(おそらくチェックし忘れたのでしょう)
結構大事なものなので、気になってしまいました。

ラストは『卒業』というタイトルがぴったりな結末です。
「これが卒業ということなのかな」と感じさせる、素晴らしい終わり方だったと思います。
加賀恭一郎のその後は『眠りの森』などでも読めますが、他の人物のその後も気になります。

ヒントはそこらじゅうに散らばっている、だけどわからない。
謎解きの面でのそんなところも魅力ですが、人間関係などミステリー以外の部分でも話がしっかりしていて読み応えがあります。

やっぱり東野圭吾さんの作品はいいなぁと、改めて実感させられる作品でした。




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