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虹を操る少年 (講談社文庫)

虹を操る少年 (講談社文庫)
東野 圭吾
虹を操る少年 (講談社文庫)
定価: ¥ 650
販売価格: ¥ 650
人気ランキング: 20262位
おすすめ度:
発売日: 1997-07
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

超人といわれる人
いるんですよね。世の中には。
超人と呼ばれる人たちが。
瞬時に何桁もの暗算をやってのけたり、本をパッとみただけで全部暗記したり、身体能力でも抜群の超人もいるし。
自分みたいな凡人には超人の苦悩は計り知れないけど、それはそれで大変なんだろうな。
自分を見世物にして生きていくか、ひっそりとその能力を隠して生きていくか。。どちらかだろう。この最後に出てきたご老人のようにその能力を生かしてお金儲けするのも手だなあ。
まあ、所詮凡人には縁のない世界ですが。。
今まで読んだ東野作品とはちょっと違う感じのする作品でした。
のめりこむほどではなかったにしろ、ページをめくるのが楽しみな作品でもありました。
ラストシーンは想像力を逞しくして、光を浴びて下さい。
金色の輝ける光が見えますよ。

未来は読者にゆだねられる。
東野作品の中では、SF系です。
推理的な要素は、ほとんどない。
でも、こういうのけっこう好きです。

ずっとあやしいと思ってた人が、違ったとか、普通の人が巻き込まれていくとことか、そういうところは、やっぱり上手。

後半は一気でした。
終り方も、好みです。
しっかりした感動的なエンディングではなく、回復の兆しを提示して、あとは読者にゆだねる。
ずるいというか、そうだよな、と思う。

小説の中で、少年が操る虹、光楽。
光に人の思想を託して見せるというもの何となく、ありそう。
小説だから、文字での表現で、イメージしかできないけど、それが余計に良い感じ。

最後は、あなたたちの番だよ、ってことですね。

でも、このあなたたちって、小説だと、「20歳より若い人」なんだよなぁ。

自分を受け入れ、周りを受け入れる勇気を与えてくれるかも。
自分の感情を光で発する事ができ、そのメッセージを音楽のように操り演奏する事ができるという特殊能力を持った少年、光瑠。
又、光瑠は常に先が見えているように、次の行動、状況が読める、分かる。
だんだん、光瑠に魅了される若者が増え始め、大人も絡んだ組織の中に入ることになる。
逆に、光瑠自身や、その音楽(光楽)を潰そうとする団体も出てきて、事件まで起きる。
光瑠は言う。「人間は生まれた時から、敵も生まれる。」
東野圭吾は、この世から破壊は無くならないと思っているのだろうか、それとも、なくしたいと思っているのだろうか。



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