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家日和

家日和
奥田 英朗
家日和
定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 4166位
おすすめ度:
発売日: 2007-04
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

肩のこらない作品群
 ユーモア小説なんでしょうかね。最初は「一人称」の語りと「三人称」の語りの混合に惑わされましたが、きっと新しい手法なのでしょう、赤川次郎氏の作品を思い出してしまいました。そういうわけですから、作品群の内容は肩のこらないものばかりで、楽しく読むことが出来ました。

失いかけて気づく「家族」のありがたさ
長く一緒に生活していると、
何かをしてもらうのも当たり前になったり、言葉も足りなくなってくる。
本来、家はもっともくつろげる自分の王国であるはずなのに、
どうしてこんなに居心地が悪いのか。

自分の持っていないものは眩しくみえるものです。

家にいる主婦は家事をすることが当たり前になり、
誰からも感謝も評価もしてもらえない。

家のことをすべて妻に任せっきりだった夫は
家の中でも安らげる「自分だけの場所」が欲しい。

長い間、失っていたものを得た彼らはイキイキと輝きだす。
でも、本当に自分にとって必要なのは・・・。

はずれのない粒ぞろいの短編集です。
どの主人公の心情も理解しやすく、身近に感じられます。
「ああ、わかるわかる!」的なエピソードがてんこ盛り!
特にロハスにハマった妻と困惑する家族を描く「妻と玄米御飯」の辛さといったら!

我が家に「ただいまー」と帰った時に、
窓からこぼれるぬくもりのある明かりと迎えてくれる家族。
幸せの価値は、
失いかけた時にはじめて気づくものなのかもしれません。
自分が持っていない物を数えるよりも、
持っている物を見つめなおすことが幸せの近道なのかも(^_^)

さすが奥田英朗さん、洞察力が違います!!
家族にはそれぞれの形がある。
この本は、そんな家族のそれぞれの形を奥田英朗の鋭い洞察力をもってして描いた作品です。
ネットオークションの魅力にとりつかれた主婦、職を失い専業主夫になった男の話などなど
今回も前作同様、盛り沢山のテーマでひとつひとつ丁寧に描かれています。

今回は家族がテーマということもあり、まるで家族ドラマを見ているようなそんな錯覚にとらわれます。
どの主人公もイキイキと描写されており、読んでいてとっても気持ちが良いです。
ぜひ、読んでみてください。一読の価値は十分あります。





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