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邪魔〈下〉 (講談社文庫)

邪魔〈下〉 (講談社文庫)
奥田 英朗
邪魔〈下〉 (講談社文庫)
定価: ¥ 660
販売価格: ¥ 660
人気ランキング: 7326位
おすすめ度:
発売日: 2004-03
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

最後の最後が・・・
物語の展開やスピード感、そして登場人物たちの心理状態の変化の描写の仕方など、どれをとってもすばらしいです。また、この本には色々なコントラストがあって面白いと思います。
例えば、
逆境に対する男の弱さと女の強さ
警察と暴力団とどちらが怖いのか?
右翼と市民団体との行動の違い?
そういった目線で読むと、より一層面白いのではないでしょうか?
ただ、納得いかないのは最後の終わり方です。どうしても尻切れトンボの感が拭えません。
一生懸命守ろうとした子供達はどうするのか?
せっかくの作品が最後の最後に駄作になってしまった気がします。
その分星は4つとしました。

奥田作品は読みやすく面白い
九野という刑事が、なぜかすごくよかった。へぇ?そおゆうこともあるんだ!と思うことが多い。個人的には最悪よりも若干こっちが面白いかな!!

筆力のある作家のリアルな物語。でも(だから)疲れるよ?
犯罪小説というよりも、「放火犯は・・・夫?」と疑惑を抱いた主婦の、苦悩と変容を描いた物語。

市井の人間の「普通の幸せ」が、あまりにもあっさりと壊れていく様子は、つい「もしうちの夫が・・・」と妄想してしまう。「誰にでも起きうる」「人ごとではない」と思われて恐ろしい。彼女の心の動きは本当にリアルだと思う。読むのがしんどくなるくらい。

もう一人の主人公の話も同時進行するのだけれど、こっちは不必要とまでは言わないけど、まあ、添え物。こちらにも比重をおいて読めれば「犯罪小説」「大藪晴彦賞受賞」というのもわかる。

長い物語だけど、飽きることなく読みやすく、時間つぶしには最適。ただし、読後感は爽快!とは言いがたし。筆力のある作家の、リアルな話だからこそ、疲れる。・・・おもしろくはあるんだけど。



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