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ララピポ

ララピポ
奥田 英朗
ララピポ
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 104854位
おすすめ度:
発売日: 2005-09
発売元: 幻冬舎
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

この本が、本当に爆笑小説?主人公たちが、あまりに切なく、私は笑えないのだが…
この本の帯には、「最新爆笑小説、誕生!」という派手なキャッチ・コピーが躍っている。「ララピポ」という、いかにもそれらしいタイトル名も相俟って、私は、てっきり、この本を、「伊良部シリーズ」のようなユーモア小説と思って読み出したのだが、この本は、笑えない。笑えないどころか、読んでいて、良い意味ではなく、切なくなってしまうのだ。よくもここまで、社会の底辺に生きる、いわゆる負け組みといわれる人たちや、その心の内を、これでもか、これでもかと思うほど、情け容赦なく、えぐってくるなと思うのだ。この本に「最新爆笑小説」などというキャッチ・コピーを付けるコピー・ライターの感性は、一体、どうなっているのだろうか?本気で、そう思ってしまうのだ。

たしかに、6編の作品それぞれの主人公に関連性を持たせ、ドラマとしても連続性を持たせた構成は上手いし、前半は、随所に、いかにもユーモア小説作家らしいセンスが光ってはいるのだが、読み進めるほどに、負け組みとして生きる主人公たちの救いのなさがいたたまれなくなり、各話の読後感が非常に悪いのだ。特に、第1話では、「ここまで書いていいのだろうか?」と心配になるほど、主人公に、容姿や学歴差別の言葉を、しつこいほどしゃべらせているのだが、笑えないストーリーだけに、しゃれにならず、読んでいて不快に感じた人も多いのではないだろうか?

正直いって、この本を読んだ後で、作者が、この本を読んだ読者に、一体、何を伝えたかったのかを考えてみても、私にはさっぱりわからなかった。何のメッセージもない、単なる大衆小説といってしまえばそれまでなのだが、それなら、「伊良部シリーズ」のように、徹底した罪のないユーモアでまとめてほしかった。「世の中なんて、所詮は、こんな風に、救いのないのが、現実なんだよ」などという哀しいことを、わざわざ、このような小説で描写する必要もないと思うのだが…。


最初から そういうつもりで読まないと・・・
んー、どのように評価していいのか 非常に辛い作品である。

奥田ファンとして単純に言うなら、
落胆、失望。してやられた。こんなはずじゃなかったのにな。
ではないかな? 

04年直木賞受賞「空中ブランコ」、05年「イン・ザ・プール」「サウスバウンド」等々、
奥田作品をほとんど読んできたが、この作品はイタダケナイ。
ただし、直木賞受賞前からこれを別のところで掲載しており、本での発売が後になっただけの話しなので、
まあ、それが救いようといえば、救いよう。

ちなみに、私、お下劣な内容の本は好きではない (人間としては低俗ですが)。
やはり同じく直木賞作家、山本文緒さんの「眠れぬプランツェル」でもそうであったが、
このての内容は非常に不快なのである。
ただ、最初から「官能小説」というジャンルなら、それはそれでOK。
でも、奥田さん、山本さんの、所謂 直木賞作家はそれじゃ駄目でしょ?
そりゃ、単純に笑いをとれますよ、面白おかしく、でも読者が許さない!
それを求めてこのお二方の本を買うわけじゃないから。

ただ、お下劣内容とは言え、そこはやはり「奥田英朗」。
途中から、
「お?」、「いやいや、なかなか、さすがジャン?」、とね、関心はする。
最後は「技」を見せられたかな? と。
最終的には、「してやられた!」だな。

■お薦め度:★★☆☆☆(難しいなー、このお薦めは)

読んでる間は楽しい。
夢中で読みました。読んでる間は時間を忘れてあっという間に読み終わりました。後に何も残りませんが抜群に楽しめます。シモネタが嫌いな人は避けたほうがいいですね。



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