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日暮らし 下

日暮らし 下
宮部 みゆき
日暮らし 下
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 8234位
おすすめ度:
発売日: 2004-12-22
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

謎解き部分は重要ではないのでは?
時代小説+ミステリー=日常生活の些事から生まれては消えてゆくけれど大事なモノを気づかせる小説です。
ミステリー仕立てではあるものの、謎解きを主眼に置いていません。それよりも江戸時代の下々の人々の暮らし(まさしく、タイトルの 日暮し です!)を現代の我々の生活にも通じるささやかなモノを汲み取ってくれる、あるいは、私達に思い出させてくれる、そんな小説です。

さらに、連作短編のようになっていて、小さな細かい話しが次第に大きなひとつの流れになり、綺麗に纏まる、そう、ココで思い出されるのは「堀江 敏幸」さんの様な小説です。

堀江さん好きな方で、「どうもベストセラー作家は敬遠しがち」な方、宮部みゆきの初心者(私もですけど)にオススメ致します。

各章に「日暮し」という単語が必ず入るのですが、その入りが絶妙です。さすがというべきか、宮部みゆき!些細な人々の細かい想いをそれぞれに、綺麗に、描写します。

様々な登場人物の中に、あなたのお気に入りの人物がきっといます。三谷幸喜のドラマの様な、スティーブン・キングの小説の様な、それぞれの登場人物に作者の愛情を感じます。

群像劇が好きな方にも、オススメ致します。

江戸ものの担い手
宮部みゆき氏の江戸ものはすべて欠かさず読んでいますが、このシリーズは一番好きなものです。
本作は前作「ぼんくら」に比べてかなりミステリー仕立て。
とはいえ、宮部氏の得意とする、お徳さんや岡っ引きの政五郎をはじめとする「人情味溢れる市井の
人たち」の描写はバッチリです。
今回は弓之介とおでこが大活躍ですが、その分井筒の旦那と前作での主人公の一人・佐吉の影が
ちょっと薄くなったのが残念かな。
そして葵奥様が出てきたと思ったら死んじゃったのがとても残念です。
この人のお話、もっと掘り下げて書いてほしかったなぁ。

それにしても宮部氏の江戸ものは読ませる読ませる。あかんべえ然り。
現在連載中の「おまえさん」も早く単行本化してほしいと心から気になる、秀作です。
宮部氏は本当に「江戸ものの担い手」だと思う。

楽しみなシリーズです
前作『ぼんくら』よりも、謎解きミステリー色が強くなったようです。
また、これぞ宮部みゆきワールドなのですが、13歳の少年である弓之助が、ちょっと「切れすぎ」という感じもしないではありません?よりファンタジー色、捕物帳色が強くなったと言うことでしょうか?好き嫌いは別れるかもしれません。しかし、これも宮部時代小説のオリジナリティだと思います。
主役が、すっかり平四郎から弓の助に移った観すらあります。必然、ややコバルト・ノベルっぽいです。
とはいえ、時代小説のなかでは、「当代一』の期待を抱かせてくれるシリーズだと思います。
現在も第3シリーズが小説現代に連載中ですね。
できれば、なんとか1年に1冊ペースで出版して欲しいものです。



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