人気の和書通販Top > 宮部みゆき > あかんべえ
あかんべえ
宮部 みゆき

定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 50254位
おすすめ度:

発売日: 2002-03-16
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
なんだか"真っ直ぐなれる"作品です。
「ふね屋」という料理屋の一人娘、おりん。
次々と起こる謎の出来事を解明するために、
おりんにしか見えないお化けさんたちと事件の真相を探っていく。
そして様々な事実が解明されていき・・・。
おりんのひたむきで真っ直ぐな性格に心うたれました。
純粋な気持ちをどこかに置いてきてしまった人はぜひ読んでほしい作品です。
少しばかり、とりもどせるかもしれないですよ?笑
心が暖かくなる、不思議な“怪談”
時は江戸時代。舞台は、“いわくつき”の土地にたつ料亭。大人たちの間には色と欲が渦巻き、そして、現世に未練を残す幽霊たち…。
これで作者が○井志麻子なら、ドロドログログロエロエロの世界が展開されるんだろうし、○野夏生の作品であれば、人間の醜さをこれでもかと暴き出すピカレスク・ロマンになるのだろう。しかし、宮部みゆきが書くと…あら不思議!なぜかこのモチーフが、泣けて笑える人情時代劇になってしまいました。
主人公は、何故か幽霊達と話が出来るようになってしまった、料理屋の一人娘・おりん。この娘が、解説で作家・菊地秀行も(この人選も中々シャレがきいてるが)書いているように、実にけなげ。幽霊騒動に振り回される家族を気遣い励ましながら、それぞれに屈託や未練を抱える幽霊達を“成仏”させようと奮闘する。彼女の奮闘が、やがて、幽霊達、そして大人たちの抱える様々な問題を、少しずつ解きほぐしていく…。
これ、映画かドラマにしたら面白そう。勝手にイメージキャストすると、玄之介(幽霊)は堺○人、おみつ(幽霊)は杉○彩…って、全部、幽霊のキャスティングかよ!?…でもその位、登場する幽霊達がみな、人間臭くて魅力的。
心が暖かくなる、不思議な“怪談”です。
お化けさんという呼び方に相応しい可愛らしい話です
宮部みゆきの時代物…に近いものは前も読みました。『蒲生邸事件』の時代設定が2.26事件の時だったので…
今度は本格的にお江戸なお話。
そして、お化けさん達のお話。
主人公のおりんが12歳と言う事もあって、語り口調がかわいく、お化けの話なのに、怖くありません。
怖いのは表紙の顔だけですかね??(^^;
この絵で中身を想像して、ちょっと…と思って見ると、優しい心の少女のお話で安らげるくらいでした。
下町の人情模様、そして、少女の視点からの推理モノ。
今までに無い新しい感じで読むことが出来ました。
『蝉しぐれ』の藤沢周平のような本格的時代物とも違うし、かと言ってさすが宮部作品で、現代人に読みやすい時代物のバランスが上手く取れていると思いました。
少女とお化けさん達の心温まる(お化けなんだけど…)交流に、優しい気持ちになれる本です。
お化けさん達が成仏できるように手助けをしてあげたい!でも、成仏したらお別れになってしまう…と言う、少女の心の葛藤も読みどころです。
関連エントリー
人気の和書通販Top > 宮部みゆき > あかんべえ
はてなに追加
MyYahoo!に追加
livedoorClipに追加
Googleに追加